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横浜国立大学へ留学した学生から

「私の学生時代を振り返って」
経営学部 スタニスラブ・スタネブ(ブルガリア)

私は5年前に国費留学生としてはじめて日本にやって来ました。私の専門は経営学ですが、はじめの一年間は大阪の日本語教育センターで日本語と日本の文化について学びました。来日前の日本については、テレビや友人から聞いたことだけでイメージしていました。日本の人は礼儀正しく、勤勉で、生魚が大好きだというのが私の想像でした。日本にいる間、「なぜ日本へ留学に来たのですか?」という質問を何回も受けました。理由はたくさんあるため、答えをまとめるのが難しく、いつも迷っていました。しかし、振り返ってみると日本に来たことは私にとって大変有意義な選択でした。この理由の一つは自分にぴったりの大学に入学できたからです。

まず横浜国立大学、とりわけ経営学部の最も気に入った所は、自由にコースを選択できた点です。4時に講義が終わる他の大学と違い、私の所属学部では、履修出来る講義の時間帯が長く、夜間の講義(夜9時まで)も受けることができるため、自分の時間を有効に使うことができました。また、夜間主の学生と一緒に講義を受けたことで、日本の学生や大学の違う側面を見ることもできたと思います。

また、大学の規模も勉強するには相応しいと思いました。大学が受け入れている学生の数は比較的少ないため、教授や同級生とじかに話する場がたくさんありました。大学は坂の上にありますが、キャンパスは緑に溢れて、のんびり散歩したり、芝生の上で本を読むには最適な場所だと思います。暖かい日に芝生の上にくつろいで、寮の部屋に戻りたくないと思ったことも記憶に残っています。

寮についても少し触れたいと思います。私は大学が提供している留学生会館で2年間過ごし、100人を超える留学生と一緒に生活していました。横浜国立大学は日本で最も国際的な大学の一つとして広く知られており、他国の多くの学生と一緒に生活したことも非常に面白かったです。

大学では、2年間ほど105というボランティア団体に入っていましたが、その主な活動は留学生の日常生活を面倒見たり、困り事の相談や留学生の友達づくりイベント等を行うことでした。105で様々な人と交流ができて、様々な文化や考え方に触れたことで私の物事に対しての見方は大きく左右されたに違いありません。

横浜国立大学で4年間楽しく過ごし、横浜のような快適な都市に住む機会に恵まれて、自分はとてもラッキーだと思います。この都市は著しく変わり続けていますので、何年間後に再び訪れ、横浜のパレットにどのような新しい色が加えられたのかを見るのが楽しみです。

2005年3月17日

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Life in Yokohama
Samuel Gildart
PhD Candidate, International Development, Yokohama National University

Although I have been living in Japan for the past 10 years, I have only been in Yokohama for two of them. The first eight years of my stay in this island nation was in the north-east region of Tohoku. After spending five years teaching English to junior high school students, I went on to study a Masters in Economics at Tohoku University in Sendai, Miyagi Prefecture. Upon completion of my studies in Northern Japan, I moved to this vibrant city of Yokohama. Thus far, my time spent here has been a very rewarding and exciting experience.

Life at Minesawa International Students Dormitory is active and its friendly residents from all over the world, as well as those from Japan, make life in this facility quite interesting. The city of Yokohama is recognized around the world as Japan’s international city as it was the first port to be opened at the end of the isolationist Edo Period. The city’s China Town offers visitors and residents alike an excursion into a different culture. The city offers a wide variety of shops and restaurants serving traditional Japanese dishes and cuisine from all over the world. The people here are very friendly and warm and are always eager to help strangers, whether they are national or foreign. My professor and supervisor, Hagiwara Shinjiro, has been a great source of guidance and inspiration since I arrived at Yokohama National University’s (YNU) campus two years ago. YNU’s library and other facilities provide for an excellent environment for learning and scholarship.

Yokohama is conveniently located as Tokyo is only a 30 minute train ride away. It has all the amenities that a typical big city offers, but is not faced with Tokyo’s over-crowding. Another advantage that Yokohama has, and which I personally like best, is that it is not far from the Izu Peninsula, just a couple hours south by train. The area offers beautiful vistas and clear, ocean water that is to not be outdone by Okinawa or even Hawaii for that matter. Closer to Yokohama is Kamakura with its temples and beaches, both of which I never tire of visiting. Currently, my Yokohama is a work-in-progress which I am in no hurry to complete.

Samuel Gildart, PhD Candidate, February 10, 2003.

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「僕の横国大での経験」
国際社会科学研究科 サイモン・クレイトン

2000年4月横浜国立大学に来てから既に10ヵ月が経っていますが、ここでの経験を考えると、様々なことが思い浮かびます。僕は日本への留学は今年で3回目ですが、毎回やっていることやその感想が違うので、毎回ともそれなりにいろいろな面白いことを味わえるわけです。

環境や雰囲気から言えば、横浜国大は私のようなオーストラリア人が馴染んでいるようなところと言ってもいいと思います。木も緑も多く、自然に囲まれていてのびのびしている環境は留学生にとって違和感がなく、居心地がいいです。横国大なんか田舎だと嘆く人はいるかも知れませんが、むしろその方が落ち着いていて勉強に適しているように感じます。

今年は国際社会科学研究科の研究生として経済学の授業をとっていました。授業中使われている言語や先生の教え方が違うということを初めとして、自分の国と異なる点が多いから、外国の大学の授業に出ることもいい経験だと思います。経済学の授業以外は中国語の授業も取ったし、いろいろな国からの友達との交流もあったし、そのおかげで横国大に来てから自分の経済学、日本語、中国語、スペイン語、そして韓国語の知識が増えたように感じて、ここでの1年間は自分にとってとても価値があったと思います。

ここで作った友達は日本人ばかりでなく、モロッコ人、中国人、韓国人、モルドバ人、ギリシャ人、ブルガリア人、ブラジル人、ルーマニア人、メキシコ人、アメリカ人、インドネシア人、ベトナム人、ラオス人、ブタン人、ネパール人、マレーシア人等、正に世界の各地から来ていると言っても過言ではないでしょう。そして、それぞれの友達が自分の個人的な性格ばかりではなく、その国民性の特徴も示していたので、くだらない話をしたり居酒屋に行って適当に遊んだりするだけででもいろいろな国や民族のことも学ぶことができました。そして、自分達が世界一大酒飲みだと思い込んでいるオーストラリア人の立場からその「外国人」の飲んでいる姿勢を見たら、幻想と現実は実際に違うもんだということに気付きます。普段ならこのように色々な人と出会う機会がないので、横国大に来たことによって本当の国際交流ができるチャンスを与えられて、とても嬉しいです。

また居酒屋の話に戻ると、バイト、旅行、筋トレなどといった行動に取り組んだり温泉、海辺、ジム、ラーメンなどのところに行ったりしていた以外は、日本の居酒屋にも少し詳しくなりました。いいところもあればまずいけどビールが安いから我慢しようというところもあるが、僕は居酒屋のことなしに日本での経験を語ることができないくらいでしょう。ふざけたことや暴露したくないようなことはあるかも知れないが、真面目にいうと、僕みたいな外国人にとっては日本語の教育現場としては日本人の友達と居酒屋に行くに越したことないと思います。言い換えれば、いろいろな意味で(ちょっと恥ずかしいことに)僕の日本での経験の中で居酒屋という文化的な存在が不可欠な部分を占めているわけです。

横浜国立大学での10ヵ月、多様なことを見て、多彩な人物と出会って、僕にとってはまたいろいろな意味で成長したと思います。良い経験と悪い経験、楽しい経験と悲しい経験、そしてたまにばかばかしい経験やわけわからない経験もあったが、それぞれの経験を生かして帰国してからも何とか頑張って行こうと思います。

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「“Developed and Underdeveloped”という本」
教育学研究科 Nilanh SIVILAYSACK(ニラン・シーヴィライサック)

私が日本に来てからもうすぐ三年になります。今、横浜国立大学教育学研究科に所属しています。時間の流れは早く、修士課程が始まって、まもなく私の修士課程一年生が終わります。

今日は、修士課程の中にある授業について紹介したいと思います。その授業は“社会科教育授業論特別講義”と言います。修士課程の場合は様々な授業がありますが、中でも私が興味を持つのはこれなのです。元々「開発」という言葉に興味がありますから。では、この授業はどんなものなのかについてみてみましょう。

この授業で使われていた教科書は「Developed and Underdeveloped」という英国の高等学校で使用されている本です。もちろん原文は英語なので、授業のやり方は英語を日本語に訳して発表するという形となります。英語も日本語もあまり上手ではない私には大変な一年間でしたが、この授業に参加したことによって、世界中の各地の実状を知ることができました。

以下はその本の各章です。

  1. 第一章 What is Development? 「開発とは何か?」
  2. 第二章 Population 「人口」
  3. 第三章 Population and Health 「人口と健康」
  4. 第四章 Geographical Issues in Agriculture 「農業における地理的な問題」
  5. 第五章 Industry in the Economy 「経済における工業」
  6. 第六章 Tourism 「観光」
  7. 第七章 Sustainable Development 「持続可能な開発」

というような世界的に直接見ることができる諸問題なのです。実は、上記のような課題だけではなく、第一章から第七章にかけて、さまざまな分野、問題あるいは問題解決する方法の提案などが書かれているのです。その本の中で、私が担当したのは第七章でした。そこは次のような課題について考えさせたところです。

まず、持続可能な開発に関する知識の説明でした。そして、地球危機(下級者・環境危機・政治危機など)、資源における人間の影響、地球の資源の管理(グローバル的提案)、エネルギー資源(英国におけるエネルギー・エネルギー使用・英国での再生可能なエネルギーなど)、インドの場合(トップダウン開発・ボトムアップ開発)、水資源(水の問題・水と健康・中国における水の問題など)というような内容なのです。

この教科書の内容は、かなり高いレベルだというのが授業に参加した人々の言葉です。なかでも、中学・高校の現職の教師の方々もそう言っていました。日本の高校の教科書より広い分野を扱っているところがこの本の魅力だと皆は言います。

この授業が終了した後も私たちは、今後、学校で使用するカリキュラムやカリキュラム開発について、意見を交換しました。特に、イギリスの教科書のように日本の高校で導入することが可能かどうかは我々にとって興味深い課題なのです。

(担当:総務部国際課)


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